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新・自分と野球とブラック(?)と。

燕馬鹿のブログ跡地。2010.07.17をもって日記の更新は終了。結婚を機に一瞬再開したけど今は再びめも置き場。
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11.22.02:36

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12.14.19:30

大正義に勝る正義こそTop GUN。

岩村復帰!
このブログが始まった2006年シーズン以来のヤクルト復帰となります。
確かに楽天時代はネット上でも「行方不明者」にリストアップされるくらい
全盛期に比べたら、いゃむしろ普通の選手と比べても全然な成績でした。

ですが、今季の楽天×ヤクルトで見せたタイムリー、
ややボール気味の高めをセンターオーバーまで持って行き、
敵ながらちょっと嬉しかったのを覚えています。
なんと言っても岩村の持ち味はシーズン本塁打の球団記録が語るパワー。
その持ち味はまだ消えていないと思える打球でした。

実は自分が初めて買った選手のグッズは
米野のがなかったから岩村の下敷きだったりします。
それくらい好きだし思い入れのある選手。

Let's Go GUN!
その手で我等を導けよ 天空の頂へ!


D-BOSです。
そんなわけで、前フリが長くなりましたが、
更新再開2発目は来季の展望とか。
アノ先生との野球飲みも控えているので。

2012シーズン向けに書いたのはコチラ
なんだかんだ順位予想は2位(中)と5位(神)が逆だっただけっていう。
ということで、今季の順位に沿って。


【巨塵】
打ではち○こ(阿部)やバカ(坂本)や長なんとか(長野)といった
脂の乗った球界代表クラスが揃い踏み。
脇役もヨメブサ(谷)や偽善者(矢野)や蚊迷(亀井)といった
メンバーが若手ベテラン、内外野問わず控えている。
投では先発にニセ侍(内海)やハナタレ(杉内)や脳筋(澤村)、
中継ぎにスコット鉄太朗(マシソン・山口・西村)らがおり、
どこを見ても駒は圧倒的に足りている。
正直、普通に考えたら2位以下になることすら難しい布陣だ。
それでもそうそう上手く行かないのが野球の面白さであると信じている。
侍ジャパンに球団別最多の8人が選出されているゴミ。
早期調整で歯車が崩れ…なんてことも有り得ない話じゃない。
ただいずれにせよ、実に残念ではあるが優勝候補筆頭なのは間違いない。

☆key player:高木京
巨塵で自分がキープレイヤーに挙げるのは、高木京。
僅差のビハインドや先発がイニング食えなかったときには
大車輪の活躍をした左右の両ルーキー、高木京と田原。
この2人の存在がスコット鉄太朗の負担を軽減し、
年間を通じて高いパフォーマンスを発揮させたものと自分は考えている。
つまりこの2投手の出来が中継ぎ陣全体の出来を左右するのではないかと。
2人の月別成績を見てみると、変則的な投球法が売りの田原は、
打者が慣れてきたためか夏場以降打ち込まれているが、
逆に高木京は夏場からは自責点0という堂々たる成績だ。
来季も良い成績を残すと第二の山口となりかねない。
球界全体にとっても高木京の攻略が巨塵攻略の鍵となるだろう。

参考(防御率:~5月/6月7月/8月~)
高木京:5.40/1.35/0.00
田原:登板なし/0.73/5.00


【中日】
まずはじめに、Bクラス予想してすみませんでした。
選手達に根付いた勝利への執念はまさしく本物。
そして、これほどに強い武器は他にない。
その点が証明された以上、今年も巨塵の対抗馬となるのは中日だろう。
投手の育成力に関しては球界随一のものがあるだけに、
(前回書いた大野、小川、岡田は来季こそブレイクすると信じている)
大島に続く若手打者が出てくれば非常に面白くなる。
ただ現状、そんな期待を持てる選手が
せいぜい高橋周くらいしか見当たらないのが頭の痛いところ。

☆key player:谷繁
さっきはアウトロー路線だったので、今度はメイン選手で(ぇ
2000年代中盤から常勝軍団と化した中日、
その一番の原動力は2002年に中日へ移籍した谷繁であろう。
昔は打の捕手、今は守の捕手としてその存在感は目を見はるものがある。
先発投手の成績をスタメンマスク別に見ると、
谷繁とそれ以外の捕手で防御率に1.25もの差がついた。
やはり、守備的野球の中日にとって、谷繁が扇の要となるのは間違いない。
そんな谷繁も来週には42歳の誕生日を迎える。
休養日数もケガをする可能性も増えてくることだろう。
この超ベテランの回転率が中日の順位を大きく左右する。

参考(2012中日 スタメンマスク別 先発投手防御率)
谷繁:2.49
谷繁以外:3.74


【ヤクルト】
今オフは岩村復帰とつば九郎のFA宣言くらいしか話題のないヤクルト。
補強はほとんどと言っていいほどしていない。
投は防御率はともかくイニングを食える先発がきっちりと5人揃っている。
中継ぎ以降も防御率はともかくはともかく、
今季フル回転で活躍した日高、押本、山本哲、バーネット、
その他に松岡や久古がケガから戻ってくることを考えればそこまで悪い布陣ではない。
問題は打。バレンティン、畠山、ミレッジ、川端、田中浩、宮本、相川&中村…、
スタメンクラスに関してはある程度計算できそうだが、如何せん層が薄い。
主力のケガ1つで順位が悪い意味で簡単に変わる。相変わらず予想のしにくいチームだ。
そんな中で、チーム屈指の左キラーであった宮出と、
スーパーサブとしてチームを支えてきた福地の引退。
個々の選手に求められる役割も大きく変化することだろう。
この新しい流れに乗ってニューフェイスが出てくるか、
それによってもまた順位はいい意味で簡単に変えられる。
ぜひとも若手にはこれをチャンスだと思って奮起してほしい。
そしてもう一度、宮本に日本一を、だ。

☆key player:三輪
前述したように、福地が惜しまれながらも引退した。
どんなチームにおいてもスーパーサブという存在は必要不可欠であると思う。
そんなスーパーサブ福地の後継者として自分が推すのは三輪である。
小川監督から「スーパーサブに徹してほしい」と説得された2010年の福地と今季の三輪、
出場内容を比較するとスタメンこそ福地が多いものの、他のバランスはそっくりなのだ。
あとは打力に磨きがかかりさえすれば、こんなにも助かるカードはない。
得失点差がマイナスでも勝敗成績で貯金があるのは、
1点差の試合で19勝11敗という強さを誇っているから。
(勝率.633は中日の.634に続いて2位、ゴミの.588よりも上)
三輪がその生命線を握る鍵となることは間違いない。

参考(出場内容:試合数/スタメン/代打/代走/守備)
2010年福地:98/39/08/25/26
2012年三輪:65/06/06/29/24


【広島】
「目標はAクラス」という姿勢をどうにかしなければ。これに尽きる。
今季のマツダ最終戦、野村謙二郎の挨拶には一度も『優勝』の2文字は出なかった。
てっぺんを目指さないチームが上位に食い込めるほど、
ペナントレースは甘くない。何故、未だにそんなことがわからないのか。
だからこそ来季浮上のポイントは明らか。
優勝候補である巨塵・中日相手に借金を作らないこと。
いや、もう少し皮肉交じりに。巨塵・中日と闘おうとすること。
中日相手に勝てなかったのは負けた15試合で16点しか取れていない打線のせい。
これについては相手もあの中日投手陣なので闘う気があってこれなのか分かりかねるが、
巨塵相手に勝てなかったのはエース級をぶつけなかったのが原因。
これについては明らかにフロント、首脳陣が逃げているようにしか見えない。
中日がゴミ戦に中4日で吉見をぶつけたように、
優勝候補を全力で潰しに行くことが優勝を目指す第一歩。
…来季こそ、ともに「ペナントレース」ができることを祈ります。

☆key player:梵
ここまではチームとしての姿勢そのものについて書いたが、
打に関してずば抜けて深刻なのも広島だ。
そこで打線の起爆剤として鍵になるであろう人物に、自分は梵を挙げたい。
中軸の駒不足により、今季は主に3番打者を務めたが、
打順別のOPS(打撃成績の指標となる数字、一般的に大きいほど良いとされている)は、
3番や下位を打つよりも1、2番を打つときのほうが1~2割ほど高い。
来季の広島はニック・栗原がケガから復帰し、主に今季4番を打った3選手が揃い踏みとなる。
つまり、中軸を任せられる打者が増えるわけである。
すると梵を上位打線に組み込めることとなり…。
得点力不足の解消。そして球界の盟主(笑)への復讐。
その達成には、居るべき打順に帰った06年新人王の本領発揮が鍵となるだろう。

参考(打順別通算OPS)
1番:0.724
2番:0.697
3番:0.638
7~9番:0.621(打数が少なかったので3打順合計で)


【阪神】
ここもまた主力の調子が年によってコロコロ変わるので読みにくいチーム。
なんかまたしてもメジャー帰りの輩を獲得したらしいが、機能するかは不明。
さらにメジャー移籍の藤川の後釜に久保を使うらしいが、やはり機能するかは不明。
なんやねん、このチームは。
ただし、これら2点のどちらかが不発に終わるだけですでに致命傷、
かなり厳しい展開になることだけは想像がつく。
活きのいい若手が全くと言っていいほどいないため、何かあってもフォローできないのだ。
あれだけ熱狂的なファンがいることもあり、勝利は至上命令なのかもしれないが、
10年ちょっと前には大暗黒時代だったチーム。
どこかのゴミ連中とは違い、育成の大事さもわかっている人が多いだろう。
未来のために、筒香のような、堂林のような、辛抱強く使う若手を置くべきである。
前回言ったことに近いが、もしそんな若手を置いたうえで
采配によって勝ち癖まで付けることができた日には
阪神の黄金時代が到来してもおかしくはないと、今も思っている。

☆key player:西岡
せっかくだから自分にしか書けないことを書きたいが、
さすがに…阪神はこの人しか思い当たらない。
ロッテに復帰した井口のように2008年から2010年まで
3年連続2ケタ本塁打の打力を買って、3番や6番に据えるのか。
しかしながら2010年といえばまだ統一球導入前であり、
2ケタ本塁打の打力が来季も発揮できるかというと疑問だ。
では2005年、2006年盗塁王の足を活かして、上位に据えるのか。
しかしながら、2012シーズンの後半戦では1盗塁しか記録していない。
結果的に、中軸に置くとしても、上位に置くとしても、博打臭を拭えないのが事実だ。
ではでは博打に失敗したとして、すぐに切れるのか。
それもまた難しい。
2012年6月の株主総会で、わざわざ外から呼んできたのに
思うような活躍できなかった城島(年俸4億)、小林宏(年俸2億)が
「不良債権だ」と痛烈な批判を受けたのは記憶に新しい。
2年4億で“わざわざ外から呼んできた”西岡が活躍しなければ
またあーだこーだとフロントがバッシングに曝されるわけだ。
ということは、首脳陣は西岡が多少活躍せずとも、
持ち直して活躍するのを信じなければならず、簡単には降ろせない。
早々にケガでリタイアでもしない限り、
来季の阪神の成績は西岡の成績に比例することになるだろう。
ここまではっきり運命を担う選手も珍しい。

参考(アメリカでの西岡盗塁数)
2011(MLB):2盗塁/68試合
2012前半(AAA):6盗塁/63試合
2012後半(AAA):1盗塁/38試合


【横浜】
結果的に今季も最下位だったが、粘っこい野球をするようになったと思える。
2011年と2012年、総得失点差はあまり差がないが、
イニング別で見ると、8回は得失点差が「-26→-1」に、9回は「-11→+04」に改善している。
逆に2~4回は悪化しているが、終盤の1点に重みがあるのは確かだ。
最後まで粘る姿勢を表すようになった、これだけでも中畑は十分な功績を残したと思う。
この心構えと「言い訳できない戦力」を武器に
来季こそ最下位脱出、さらにはCS、そして優勝…はヤクルトにとっておいて(ぉ

☆key player:三嶋
上では行けるっぽいこと言ったものの、打の残念賞が広島なら、
投の残念賞はこれまたずば抜けて横浜である。
先発では国吉、加賀美といった若手の台頭があり、
中継ぎでは菊地、篠原といった移籍組の奮起があり、
どことなく駒は整備できてきたが、来季も皆が同じもしくはそれ以上の調子で
フルシーズン投げられるとは限らない。
やはり層が圧倒的に薄いのだ。3匹のこぶたの長男家並みに。
球団も改革に乗り気ではあるし、投手の大物補強ができれば良いのだが、
あいにく今オフの市場にそのクラスは出回っていない。
そこで期待したいのがドラ2で獲得した法大・三嶋だ。
六大学でも先発・中継ぎの経験があり、
シーズンがどのような展開に転んでも、必要となるときが来るだろう。
そこで彼が予想以上の働きをすると…、本当にチャンスが巡ってくるかもしれない。
ついでに、昨季ドラ1の北方も来季あたりデビューしてほしいところ。
やはりこの時期の横浜は希望に溢れていて、考えるだけで面白い。

参考(横浜のイニング別得失点差:1/2/3/4/5/6/7/8/9/10以降/合計)
2011:-63/±0/-07/-26/-32/±0/+02/-26/-11/-01/-164
2012:-31/-28/-23/-32/-26/-06/-07/-01/+04/+01/-149
差分:+32/-28/-16/-06/+06/-06/-05/+25/+15/+02/+015


【総括】
今の流れを踏まえたうえで真面目な予想と真面目な理想を。

☆真面目な予想
塵→中→ヤ→広→横→神


5位6位しか変わらないというアレ。
逆に手堅く行き過ぎた感しかない。
この通りだったら面白くないという典型例。

☆真面目な理想
ヤ→中→広→横→神→→→→→塵


いっそ「→」とかで繋げないくらい遠くへ行ってほしい。消えろ。くたばれ。
この通りだったらメチャメチャ面白いという典型例。


さてさて、本当に長々と読んでいただきありがとうございました。
だいたいこの記事の作成には10時間ほどかかっております☆
ずっと休止してたからって頑張りすぎた。
来季はこんなに頑張らないようにします。

また、記事内に出てきている参考は、主に「プロ野球 ヌルデータ置き場」様に
記載されているデータから独自に算出したものです。本当に助かりました。

ではでは。
来季こそは
くたばれ読売&ヤクルト日本一だッ!



三輪への応援コール、恥ずかしいのでどうにかしてほしい。
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